小説

「獣の奏者(4) (講談社青い鳥文庫)」上橋菜穂子

リランとの絆を信じていたのに、左指を食べられてしまったエリン。 なのに命令していないのに、エリンを救いに生きたリラン。 読み終えたあと、泣きそうになりました。 ラストはあっさりと言えばあっさりですが、続編が発売されるのでそれもまた良し!だと思…

「獣の奏者(3) (講談社青い鳥文庫)」上橋 菜穂子

リランは空を飛ぶようになり、エリンはイアルと出会います。 霧の民の総意を撥ね付け、リランを育てているエリンが抱く不安。 民の為でなく己の欲望の為に行う政治にも巻き込まれて行きます。 ドキドキしながら読みました。 石崎洋司さんの対談を読んだら、…

「逆転のクレヴァス―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)」茅田砂胡

怪獣夫婦はお休みで、リィ達がメインです。 決して面白く無い訳ではありませんが、前作に比べると薄い印象です。 最後の『水戸黄門状態』で、ようやくスッとしました。 それにしても、リィが変な大人ミックに対して、ここまで忍耐強いとは思いませんでした。…

「軽装版 天と地の守り人ロタ王国編 (軽装版 偕成社ポッシュ)」「軽装版 天と地の守り人カンバル王国編 (軽装版 偕成社ポッシュ)」「軽装版 天と地の守り人新ヨゴ皇国編 (軽装版 偕成社ポッシュ)」上橋菜穂子

完結です。 一気に3冊全部読みました。(本当は「蒼路の旅人」含む4冊) 面白過ぎです。 バルサとまた旅ができたチャグムが、悲痛な決意を持ちながらも嬉しそうで良かったです(T_T) 圧倒的に強いバルサ、今まで頼りになったタンダも、国同士の戦争になると…

「軽装版 蒼路の旅人 (軽装版 偕成社ポッシュ)」上橋菜穂子

今までバルサ寄りの視点で読んでいました。 周囲の人への感謝を知っているチャグムですが、まだ子供だと思って皇子の成長物語と侮っておりました。 まだ少年といえる年齢ですが、父との確執、祖父の死、国への思い、他国との駆け引き…と、辛い思いをし、決意…

「「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)」J. K. ローリング

完結です。 今まで読んで来て良かった、と思いました。 戦闘シーンが多く、映像的で非常に派手でした。 19年後まで書ききっているので、かゆい所に手が届くラストとなっております。 でも父親の親友の誰かには生き残って欲しかった(T_T) 最後の最後に、ダ…

「ウスカバルドの末裔〈前編〉 (講談社X文庫―ホワイトハート)」「ウスカバルドの末裔 後編 (講談社X文庫 ホワイトハート)」「銀の手のバルドス ウスカバルドの末裔 (講談社X文庫 ホワイトハート)」たけうちりうと

たけうちさんの本なので、何系なのか探りながら読みましたがファンタジーでした(笑) 王と王弟、庭師の息子、吟遊詩人 と分かりやすい登場人物だったので、先が読めましたが楽しかったです。 王と庭師の息子の関係は、大きくなった時に変化するのかな? 「…

「海賊とウェディング・ベル―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)」茅田砂胡

1冊まるごと海賊と女王です! わー、久しぶりですよ。 特にどんでん返しもなく、ストレートな物語です。 ご都合だろうと何だろうと楽しかったので、気になりませんでした。 海賊とウェディング・ベル―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)posted w…

「破妖の剣外伝 言ノ葉は呪縛する (コバルト文庫)」前田珠子

6年ぶりの新刊ですが、あっさり読めました。 ほとんど主役の二人が出ないので、物足りません(^^; そして厦門潤さんのイラストでないので、赤男も物足りません。もっと黒いのよ。 取りあえず、本編を期待して待ってます(祈) 余談ですが、既刊はアマゾン…

「海の底 (角川文庫)」有川浩

ようやく文庫になりました♪ 文庫には「海の底 前夜祭」が載ってて、お得感あります。 メインの海上自衛隊実習幹部二人も、おっさん世代も素敵でした。 前作「空の中 (角川文庫)」よりもメインになる人が多いのに、それぞれよく書かれているため、とても読み…

「天使と悪魔 (上) (角川文庫)」〜「天使と悪魔 (下) (角川文庫)」ダン・ブラウン

購入してから数年…ようやく読んだら、今は表紙が違いますね(^^; 3冊ありますが、スピード感があり楽しめました。 でも、中巻の中頃から、犯人、教皇との関係が読めました。 作中で遺体がいっぱいだったで、ヴァチカンに行くのが怖いです。行く予定無いけ…

「リオ―警視庁強行犯係・樋口顕 (新潮文庫)」今野敏

樋口警部補に共感できて、読みやすかったです。 しかし、世代論はくどい!(笑) 団塊世代からバブル世代くらいまでの方には肌で感じられるのかも知れませんが、「全共闘」とか昔の映像で見るくらいの私にとってはまったく感覚では分からないので、主人公が…

「獣の奏者(2) (講談社青い鳥文庫)」上橋菜穂子

エリンも14歳になり、ジョウンの元を離れ、王獣保護場の学舎へ。 国や、身分や、大人の世界に少しずつ触れて行きます。 世界は広がるけど、母から引き離された幼獣と出会い共感する姿は、まだ子供で悲しいです。 ダミヤ(真王の甥)が凄く怪しくて気になり…

「獣の奏者(1) (講談社青い鳥文庫)」上橋菜穂子

アニメの1話を見逃したので、頑張って前倒しで読みました! 読み始めてすぐ、エリンとお母さんが大変な事に! でも、生物(蜂蜜なめたい〜)や自然についての記述はさすがで、子供気分でワクワク読み終えました。 まだ子供時代なので、先を妄想して楽しんで…

「追憶のカレン―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)」茅田砂胡

全体的に薄味です。 シェラが行方不明になり、シェラだと思われる少年と会ったリィとルウの対応が意外でした。 もっと断定するかと思ったら、分からないのか…。 でも普通の男の子になったシェラは、女の子にドキドキするんですね(笑) 相変わらずオールスタ…

「翼の帰る処 下 (幻狼ファンタジアノベルス S 1-2)」妹尾ゆふ子

ヤエトが死なずに終了して良かったです。 というか、病弱なのに働き過ぎ! 恩寵の力が増してくる時代で、どう隠居までたどり着けるか、続編が出るらしいので楽しみです。しかし鳥(馬くらい大きい)が飛ぶ姿が想像できない私は、ファンタジー下手でしょうか……

「翼の帰る処 上 (幻狼ファンタジアノベルス S 1-1)」妹尾ゆふ子

主人公のヤエト(30過ぎ)がとにかく死にかけ過ぎる!(笑) 左遷もなんのその隠居志望なので、とにかく楽をしたいのに、真面目さのためつい頑張ってしまう。 しかたなく使う「恩寵の力(過去視)」で、何度も死にそうに。 そんな彼がとてもいいです〜♪ 過…

「タイタニア1 疾風篇 (講談社文庫)」田中芳樹

新書が未読のままどこかに眠っているはずですが、文庫が発売されたので購入(笑) 久々の田中芳樹作品は、未完ながらキャラが立っていて面白かったです。 しかし、タイタニアに対峙する動機が…(^^; アニメで見るとまた面白そうですね。 漫画版も気になっ…

「腐女子彼女。」「腐女子彼女。パート2」ぺんたぶ

頑張って読みました! 腐女子の彼女を持った男性のブログ書籍化ですが、オチはノロケが多いので何とも(^^; 「となりの801ちゃん」の方が、楽しめました。借り物 腐女子彼女。posted with amazlet at 08.11.17ぺんたぶ エンターブレイン 売り上げランキン…

「小説・鋼の錬金術師〈2〉囚われの錬金術師 (Comic novels)」荒川弘/井上真

女性と楽しく談笑をする、ロイにエドが『お父さ〜〜〜〜ん!』と叫ぶシーンでは笑いました〜。 いくつの時の子だよ!(笑) 相変わらず会話で進みますが、エドの破壊っぷりが面白かったです。古本 小説・鋼の錬金術師〈2〉囚われの錬金術師 (Comic novels)po…

「小説・鋼の錬金術師―砂礫の大地 (Comic novels)」荒川弘/ 井上真

自分の中で、ハガレンブーム中(笑) 購入して放置していた小説をようやく読みました! 偽エルリック兄弟話です。 会話で進むので、さくっと読めちゃいます。 しかし、原作ファンや、アニメファン以外は読まなくてもいいかも(^^;古本 小説・鋼の錬金術師…

「黄泉びと知らず (新潮文庫)」梶尾真治

「黄泉がえり (新潮文庫)」のアナザーストーリーが載っているという事なので、読みました。 短編集で、「黄泉がえり」関係は1作のみです。 子供を黄泉がえらそうとした、元夫婦の切ない話でした。 明日があるラストで良かったです。 他の短編は、SFぽいとい…

「隠蔽捜査 (新潮文庫)」今野敏

キャラが立ってて読みやすい! 主人公の真面目にそして真摯にエリートしている姿が、変だけどいいですね♪ ラストもモヤモヤせず、すっきりと気持ちよかったです。 前向きなエリートって、面白いです。 そして変人の家族と、変人の友人(?)もいいキャラです…

「灰よ、竜に告げよ―されど罪人は竜と踊る〈2〉 (角川スニーカー文庫)」浅井ラボ

罵り合いが少し減って、読みやすくなりました♪ 正義とは何か、正しいやり方とは? 想像していた通り、嫌な展開で終わりました。 自分にとっての正義が全ての人に受け入れられる訳は無く、喜んでくれるとは限らない物なんですよね(T_T) ミサイルの下りは「天…

「されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)」浅井ラボ

仲の悪いコンビが、罵り合いながら竜を退治したり、戦ったりする物語です。 受賞作なので、大変読みにくいです! しかし、世界観やキャラに魅力があるので、読み進める事ができました。 罵り合いが多過ぎで、つい読み飛ばしてしまいましたけど(笑) もしか…

「“本の姫”は謳う〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)」多崎礼

さらっと読みました。 物語は、現在と過去が交差して、独得な世界観(本は発掘された高価なもの、天使というもの、文字の回収)があるので馴染むまで大変ですが、とりあえず本の中の姫(ツンデレ?)と主人公の掛け合いを楽しめばいいかと。 1巻という事も…

「C・N25―C・NOVELS創刊25周年アンソロジー」

久々の「デルフィニア戦記」目当てに読みました。 楽しかったです。 しかし、アンソロジーだけあって、他は読んで無い話ばかりで、面白そうなのになかなか進みません(´ヘ`;)借り物 C★N25―C★NOVELS創刊25周年アンソロジー (C・Novels 97-1)posted with amazl…

「yom yom (ヨムヨム) 2008年 03月号 [雑誌]」

久々の、「十二国記」の新作でした。 男前の陽子が素敵です。 でも、本音を言えば続きが読みたいのです。 泰麒がどうなってしまうのか、ずーーーっと考えてます。ファンタジー特集でしたので、読む所がいっぱいで楽しかったです。 yom yom (ヨムヨム) 2008年…

「マルグリートの輪舞曲―クラッシュ・ブレイズ (C・NOVELSファンタジア)」茅田砂胡

今回は、同じ時間軸で同時進行しつつ、キャラクターが他の話にも顔出ししているお話が3本でした。 悪くは無いけど、あっと驚く話は無かったです。 まんべんなくキャラを出すには成功してます。 ジンジャーは前作に続き出番が多く、暫く出てこなくてもいいか…

「ラスト・イニング」あさのあつこ

方言がええ感じです。 あの試合の結果も判明したし、瑞垣の屈折ぶりも堪能できました。 ちゃっかり海音寺と、瑞垣の妹が特に良かった(o^_^o) 気持ちのいい読後です。 ラスト・イニングposted with amazlet at 08.07.19あさの あつこ 角川グループパブリッシ…